MENU

宇宙開発Q&Aquestion

そもそも宇宙開発とは何か?

宇宙開発とは何か?
地球外の天体や宇宙空間を様々な方法で活用したり、探索する事です。その為に人類は、「人工衛星」や「宇宙探査機」等を宇宙空間で使用しています。但しそれらの宇宙機は、宇宙空間を航行する能力を有していますが、地上から宇宙空間へ自力で移動はできません。その為、それらを地上から宇宙空間へ輸送する為に、別途「打ち上げ用ロケット」が開発・運用されます。
普通の飛行機で宇宙までは上っていけないの?
行けません。飛行機を動かすには外から酸素を取り込む必要がありますが、飛行する上で必要な酸素は地上から高度10km位までしかありません。宇宙空間は高度100km以上にあり、そこには飛行機に必要な酸素が無いので飛べません。
飛行機は宇宙に行けないのに、ロケットはなぜ宇宙に行けるの?
飛行機は搭載してある燃料と大気中の酸素を燃やして飛びます。一方ロケットには内部に燃料と酸素を搭載しているので、酸素がない宇宙空間でも飛べるのです。
人工衛星とは何か?
地球の周りをぐるぐる周って飛んでいる機械で、様々なサービスを社会にもたらしています。例えば気象衛星は地球の気象を観察し、気象予測サービスに活用されていますし、数十機の人工衛星から構成される全地球測位システム「GPS」による現在位置計測は、カーナビには無くてはならないものです。
人工衛星はなぜ地上に落ちないのか?
人工衛星は宇宙空間に浮かんでいるいるわけではなく、時速10,000~24,000km位で飛んでいます。それにより発生する遠心力と地球の引力が釣り合い、浮かんでいるように見えるのです。
宇宙開発は平和目的?
必ずしもそうとは限りません。人工衛星打ち上げ可能なロケットは、ほとんどそのまま大陸間弾道弾[ICBM]へ転用可能です。打ち上げロケットは人工衛星等の宇宙機を搭載していますが、搭載物を爆薬等に変更すればICBMとなります。その為、軍事目的でロケット開発が進められることは珍しくありません。

各国の宇宙開発に状況ついてのQ&A