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HAKUTO-R Mission-1ハクトアール ミッションワン

HAKUTO-Rミッション1とは

HAKUTO-Rミッション1(以降M1)は日本の民間ベンチャー企業のispace社(アイスペース社)により計画されている月面着陸実験機です。民間月面探査計画であるHAKUTO-R計画の第1弾として位置づけされています。

HAKUTO-R計画は、2010年代に企画されたgoogle社の月面探査レースに向けて開発されたHAKUTOの発展ミッションです。HAKUTO-Rの「R」は再起動(reboot)からきています。残念ながら月面探査レースは、全ての参加予定者が月面に探査機を送り込めずに終了しています。

HAKUTO-R(M1)では様々なペイロード(荷物)を搭載し、実験する事が計画されています。パートナー企業である日本特殊陶業の固体電池、アラブ首長国連邦の小型月面探査車、JAXAの変形型月面ロボット等々が搭載されています。ispace社は将来的には、月面調査データの販売や地球-月面間の輸送サービスなどの展開を目指しており、HAKUTO-R(M1)はその先駆けとなっています。

打ち上げ成功

HAKUTO-R(M1)は2022年12月11日、アメリカ合衆国のファルコン9ロケットにより打ち上げられ無事予定の軌道投入に成功しました。ちなみに日本初の月面着陸機は「OMOTENASHI」になる予定だったのですが、月衝突軌道への投入に失敗した為、HAKUTO-R(M1)が日本初の月着陸探査機となるかもしれません。

2023年01月現在、HAKUTO-R(M1)は順調に飛行を続けており2023年03月下旬に月周回軌道に投入、4月頃に月面着陸を試みる予定です。

将来構想

HAKUTO-Rミッション2として、2024年にisapce社が開発した小型月面探査車を搭載した月面着陸機を打ち上げる計画が存在します。これはM1同様に月の情報と地球・月間輸送サービスの技術検証ミッションとなっています。

さらにその先、HAKUTO-Rミッション3も計画されており、月の水資源探査や月面への物資移送等々に挑戦します。

UPDATE:2023年1月29日

参考ページ

宇宙探査機

人工衛星

宇宙船

宇宙ステーション